菅公像建立 除幕清祓入魂式斎行
当深志神社では去る平成26年7月、天満宮(ご祭神菅原道真公)を慶長19年(1614)にお祭りして、400年を迎えた際に、天満宮御鎮座四百年祭と記念事業を実施しました。
その記念事業は石畳の新規改修、神苑整備、石玉垣増築などを主として境内整備事業を実施し、この度その一環として最後の事業であります菅公像の建立が整い、11月25日に「菅公像建立 除幕清祓入魂式」を斎行しました。
この像は、当神社御祭神菅原道真公(菅公)が十一歳の時、初めて漢詩を詠む場面を表しています。
斉衡2年(855年)の春の一夜、十一歳を迎えたばかりの菅公は、梅花の咲く庭で、師から詩を詠むよう命ぜられます。
すると菅公は「月夜に梅花を見る」と題した五言絶句をたちどころに詠み上げました。
この話は阿呼詠詩(阿呼は菅公の幼名)といわれ、学問の神様・菅公の誕生を告げる場面として有名です。
製作者:山崎豊三氏 彫刻家
○阿呼詠詩 月夜見梅花
・月耀如晴雪
(月の光は晴れた日の雪原のように眩い)
・梅花似照星
(梅の花は輝く星にも似ている)
・可憐金鏡轉
(なんて素晴しいのだろう 月の輝きが)
・庭上玉房聲
(梅花の香となって この庭に満ちている)