舞台保存会だより88 平成27年天神まつり舞台出場案内
平成27年 天神まつり舞台出場案内
今年の梅雨はいかにも梅雨らしい梅雨です。地方によっては大雨被害もあるようですが、細かな雨が毎日のように降り続きます。梅雨に降るのは自然なことで結構ですが、天神まつりの前には必ず明けてほしいと思います。
さて、去る7日に舞台町内合同会議が開かれ、天神まつりの舞台運行予定と配置が決まりましたので、祭礼に先立ってご案内いたします。
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7月24日(金)am.6:00-7:00
深志神社周辺の「天神舞台庫」「宮村舞台庫」より舞台を曳き出し、早朝曳行して、各町内所定の場所に置きます。本町5丁目は町内の「極楽寺舞台庫」から、博労町は「博労町舞台庫」から曳き出されます。なお、博労町舞台の曳き出しは夕刻になります。
配置は下図のとおり。
(天神まつり「舞台マップ」提灯型のアイコンの場所に各町の舞台があります)
pm.16:00-18:00
上記の場所から舞台を曳き、深志神社境内に曳き込みます。
舞台が入ってくると境内は一気にお祭りモードとなります。舞台は境内北側の玉砂利の上・所定の位置に曳き付けられますが、重い舞台はみんなで掛け声もろともに押さないと動きません。指示する声と罵声も飛び交い、何度も切り返しながらやっと位置に収まると、漸く和やかな空気が広がります。法被を脱いで一服する人、話をする人。そのうちにガタガタと次の舞台が曳き込まれてきます。
やがて神楽殿で日本舞踊も始まり、境内は大きなざわめきに満たされます。
拝殿・神楽殿で祭礼が行われるころには、舞台の中では既に直会が始まっています。(羨ましい!)
7月25日(土)
境内で一夜を明かした舞台は、朝がた幌を上げ、静かに並んでいます。
舞台はそのまま午後3時過ぎの出発を待ちます。
am.11:00 拝殿にて例大祭斎行。
pm.14:00 神輿発御の儀。拝殿前で修祓神事を行い、人の肩に担がれた元禄神輿と車載の神輿、二基の神輿が氏子町内巡幸に出発します。
堵列する舞台をバックにした神輿発御の儀は、厳粛な雰囲気が立ち込めます。
pm.3:00 神楽殿にて「松本の祭囃子伝承スクール」子供たちによるお囃子の発表会。6月から一か月間練習してきた成果を皆さんの前で披露します。3時からですのでぜひお越しください。
終了後、(3時半頃)境内の舞台が一台ずつ進み、神前でお祓いを受けてから各町内に散って行きます。舞台はそれぞれ町内を曳き回され、概ね5時を目安に各舞台庫に納まります。(すぐ舞台庫に入ってしまうのも何台かありますが…)
(神前で祓いを受ける) (昨年、天満宮御鎮座400年祭で伊勢町に整列した舞台)
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以下昨年の7月24日、町内に置かれた舞台の写真を貼っておきます。ついでのそれぞれの舞台の見所も添付します。
(本町3丁目舞台・本町4丁目舞台 両舞台は町には行かず いきなり深志神社境内に置かれます)
(本町4丁目舞台人形「神功皇后」) (本町3丁目舞台の正面彫刻「鷁」)
(宮村町1丁目舞台 宮村町「旧武田医院」前) (舞台人形 素戔嗚尊)
(小池町舞台 今年は駅前通りの北「笠井駐車場」に置かれます)
(中町1丁目舞台、中町2丁目、3丁目舞台 昨年は3台とも中町「蔵シック館」前に置かれました)
(今年は、中町1丁目舞台は元の大橋通の角「小公園」に置かれます。)
(舞台人形、中町1丁目「猩猩」、中町2丁目「神武天皇」、中町3丁目「神主さん」)
(飯田町1丁目舞台人形 高砂) (手摺小窓彫刻 清水虎吉刻」)
(飯田町2丁目舞台 「曽根原駐車場」の隣です) (特殊な足回り)
(本町2丁目舞台 本町「小口時計店」前) (兎の毛通し彫刻「鳳凰」屋根幌がなければ見られます)
(伊勢町1丁目舞台 伊勢町「アイパーク」前) (支輪部の彫刻「麒麟」)
(伊勢町2丁目舞台 伊勢町「Mウイング」前) (勾欄下彫刻「牡丹」)
(伊勢町3丁目舞台 伊勢町「原歯科医院」前) (手摺部分の錺金具)
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八十二銀行深志支店では、天神まつりが近づいたからと、店内に素敵なウェルカムボードを設置してくれました。ATMの近くです。ご用で行かれる方はぜひご覧ください。