舞台保存会だより3 「神道まつり」に舞台出場
「神道まつり」に舞台出場
10月2日、四柱神社の例大祭「神道まつり」に舞台が出場。大名町に17台の舞台が勢揃いしました。心配された台風もはるか太平洋上を遊弋し心地よい微風を送るばかり。秋晴れの空の下、改修成ったばかりの本町1丁目舞台を先頭に舞台が連なる姿はまことに壮観でした。
この行事は平成12年より行われ、それまで天神まつりにだけに曳かれていた舞台が神道まつりでも観覧できるようになりました。松本市民でも深志舞台のことは知らないという人も多く、初めて目にする人は驚くようです。このような機会にわれらが市の民俗文化財を見知っていただき、松本城と同様市民の宝としての舞台の認識を拡げてゆきたいと思っております。
舞台は例年2日の朝7時頃出動・展示され、夕方4時に撤収します。今年は「松本の祭り囃子伝承スクール」の子供たちが帰りの舞台に乗り、低く射す秋の夕日の中、お囃子をしながらゆっくりと曳かれてゆきました。伝承スクールとしてはこれが本年最後の行事です。来年はもっとうまくなって舞台囃子を町中に響き渡らせてほしいものです。