舞台保存会だより 1 伊勢町二丁目舞台の修復始まる
伊勢町二丁目舞台の修復始まる
8月31日深志神社拝殿前にて魂抜き・清祓いの神事が行われ、伊勢町2丁目の舞台修復が始まりました。
折から東海・東日本各地で集中豪雨被害があり天候が心配されましたが、風雨の荒れもなく、神事が終わる頃には青空も広がり舞台は無事に大バラシされて作業所に運搬されてゆきました。
伊勢町2丁目舞台は明治25年の建造と伝えられ、また漆塗り・彫刻などが加えられて完成したのは明治35年頃から明治末頃とも伝えられていますが、いずれにせよ100年余りを経た古い舞台です。やや小ぶりですがその姿は最も典型的な松本舞台といえます。特徴につきましてはまた修理経過等の中で触れたいと思います。
9月中旬に学識者・職人を交えた修理審査委員会が開かれ文化財としての修理方針が決定され、本格的な修復作業に入りますが完成は平成21年春頃でしょうか。修復作業についても追々報告をしていきたいと思いますので今後の新着情報をお待ちください。