神輿
松本市重要文化財
深志神社神輿(二基)
元禄十一年(1698)松本城主水野忠直公の奉納
深志神社神輿(二基)
元禄十一年(1698)松本城主水野忠直公の奉納
奉斎祭神・神紋
写真左 〔宮村宮神輿〕建御名方富命 梶の葉紋(屋根・台輪)
写真右 〔天満宮神輿〕菅原道真命 梅鉢・三階松紋(同上)
- 【造り】
- 台輪 三尺七寸(113cm)
胴部 太型 四囲に朱漆塗りの鳥居・囲垣を配す
屋根 四注造り雲紋打出し銅板葺き 頂きに鳳凰 - 【装飾】
- 塗り 主要部黒漆塗り ほか極彩色
彫刻 戸脇に彩色花 絵画 欄間部に飛天図など
錺金具 主要部 入出八双金具 風鐸・瓔珞付 - 【特徴】
- 屋根は野筋(のすじ)と蕨(わらび)手(て)が直連しない古い形式
八双金具の唐草紋は松本独自の伝統文様といわれる - 【由緒】
- 屋根裏天井部分に世話役大名主以下十八名の町人・職人の名前を記した墨書があり 松本城主水野忠直公の意を体して南深志の町人たちにより建造・寄進されたことが判る
この御輿には城主と町人たちの城下町の平安と繁栄を祈願する心がこめられており元禄期松本の町人文化の結晶といえる - 【補修】
- 安永三年(1774)・昭和三〇年(1955)・平成十四年(2002)
信州松本 松深會の活動
平成14年10月、菅公御正忌壱千壱百年大祭の記念行事である御神輿巡幸に、地元の担ぎ手として奉仕したのを機に、平成15年4月「信州松本 松深會」が発足しました。
【深い志しを以て松本を担ぐ】をモットーに、城下町松本の伝統を守り伝え、祭事、イベント等に参加し活動しています。
当神社の例大祭神輿渡御では、白丁烏帽子姿で御神輿を担ぎ、またお囃子、萬燈神輿で、厳粛かつ賑やかに御奉仕いただいています。