舞台保存会だより98 平成28年 天神まつり舞台出場案内
平成28年 天神まつり舞台出場案内
今年は猛暑とのことです。7月に入り当然のように30℃越えの日々が続きます。些かカラ梅雨気味でしょうか。被害が出るような大雨は困りますが、梅雨であれば雨はしっかり降ってほしいものです。
そして天神まつりの前には明けて、暑くともからりとした夏空を齎してほしいと願います。
さて、去る5日に舞台町内合同会議が開かれ、天神まつりの舞台運行予定と配置が決まりましたので、祭礼に先立ってご案内いたします。
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7月24日(日)am.6:00-7:00
深志神社周辺の「天神舞台庫」「宮村舞台庫」より舞台を曳き出し、早朝曳行して、各町内所定の場所に置きます。本町5丁目は町内の「極楽寺舞台庫」から、博労町は「博労町舞台庫」から曳き出されます。なお、博労町舞台の曳き出しは夕刻になります。
配置は下図のとおり。
(天神まつり「舞台マップ」提灯型のアイコンの場所に各町の舞台があります)
pm.16:00-18:00
上記の場所から舞台を曳き、深志神社境内に曳き込みます。
境内に舞台が整列すると、「ああ、天神まつりなのだな。」という甘い感慨が胸に満ちます。天神祭りの主役は、やはり舞台だなと感じます。
やがて神楽殿で日本舞踊も始まり、境内は大きなざわめきに満たされます。
拝殿・神楽殿で祭礼が行われるころには、舞台からもお囃子の音が響いてきます。これは近年の風習で、本町1丁目・2丁目若手の「祭りばやし保存会」の皆さんによるものです。
7月25日(月)
境内で一夜を明かした舞台は、朝がた幌を上げ、静かに並んでいます。
舞台はそのまま午後3時過ぎの出発を待ちます。
am.11:00 拝殿にて例大祭斎行。
pm.14:00 神輿発御の儀。拝殿前で修祓神事を行い、人の肩に担がれた元禄神輿と車載の神輿、二基の神輿が氏子町内巡幸に出発します。
堵列する舞台をバックにした神輿発御の儀は、厳粛な雰囲気が立ち込めます。
pm.3:00 神楽殿にて「松本の祭囃子伝承スクール」子供たちによるお囃子の発表会。6月から一か月間練習してきた成果を皆さんの前で披露します。3時からですのでぜひお越しください。
終了後、(3時半頃)境内の舞台が一台ずつ進み、神前でお祓いを受けてから各町内に散って行きます。舞台はそれぞれ町内を曳き回され、概ね5時を目安に各舞台庫に納まります。(すぐ舞台庫に入ってしまうのも何台かありますが…)
(神前に曳き出される舞台)(ご婦人方が中心に曳く舞台もあります)
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以下昨年の7月24日、町内に置かれた舞台の写真を貼っておきます。
(本町4丁目舞台 本町3丁目と4丁目は、いきなり深志神社境内に置かれるのですが…)
(昨年の朝は本町4丁目舞台だけが置かれていました)
(小池町舞台 今年は駅前通りの南「碇屋漆器店」に置かれます)
(これは中町2丁目舞台・勾欄下彫刻『阿呼詠詩―菅公初めて詩を詠む』の図)
(この場面は今秋、深志神社境内に銅像として建立されます)
(飯田町2丁目舞台 「村上邸」前 松本最古の私立小学校・村上学校のあった場所です)
(本町5丁目舞台 「天神小路入り口」に置かれます) (人形は柿本人麻呂)
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このたび松本深志舞台保存会では、舞台パンフレットを一新しました。すべての舞台が修復を了え、建造当初のような美しい姿に復しましたので、この機会にパンフレットも新調することになったのです。
新しいパンフレットは、縦B3判の六つ山・ジャバラ折、表裏14ページに18台の舞台を掲載しています。昨年秋から保存会内にパンフレット編纂委員会を作って検討・編集したものですが、写真も記事も良く、我ながらなかなかの出来映えだと思います。
発行記念に希望者には洩れなく差し上げます。(もちろん普段も差し上げておりますが…)ご希望の方は深志神社HP問い合わせフォームに、パンフレット希望の旨、お申し出ください。無料で送付いたします。
氏名・住所をお忘れなく。