舞台保存会だより119 天神まつり舞台出場案内
平成30年 天神まつり舞台出場案内
今年はなんと6月中に梅雨が明けました。記憶する限りこんなことは初めてです。数年前に8月に漸く明けたということはありましたが。
梅雨明けは天神祭りにとって関心の深い気象事項です。梅雨明け十日と言いますから、実のところ7月20日ごろに明けてくれると嬉しい。好天が見込めます。しかし6月に明けられては…。
何れにせよ7月24日25日には、多少暑くともからりとした夏空を望みます。
などとわがままな悩みを抱いて空を見上げていましたら、西日本では空前の豪雨災害に見舞われ、豪雨が去って梅雨が明けました。おそらく200人以上の方が犠牲となられ、被害の規模も想像を絶します。個人住宅と地域生活環境の被害が著しい。真夏の復旧はさまざまな面で過酷なこととなりましょうが、ぜひ健康を損なわぬよう安全に復興を進めてほしいと願うばかりです。
さて、こんな時でもわれわれは祭りの準備を進めなくてはなりません。天神まつりの舞台運行予定と配置が決まりましたので、祭礼に先立ってご案内いたします。
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7月24日(火)am.6:00-7:00
深志神社周辺の「天神舞台庫」「宮村舞台庫」より舞台を曳き出し、早朝曳行して、各町内所定の場所に置きます。本町5丁目は町内の「極楽寺舞台庫」から、博労町は「博労町舞台庫」から曳き出されます。
配置は下図のとおり。
(天神まつり「舞台マップ」提灯型のアイコンの場所に各町の舞台があります)
pm.16:00-18:00
上記の場所から舞台を曳き、深志神社境内に曳き込みます。
昨年は24日の朝から4台もの舞台が境内に置かれていて魂消ました。今年も3台は境内に置かれる予定です。人手不足などで手間を省きたい気持ちは解りますが、舞台は氏子町と神社をつなぐ架け橋です。まずはそれぞれの町へ、そして子供たちや町の人々の心をいっぱいに乗せて、神社に曳き込んでほしい。それが祭りです。ない物ねだりでしょうか…。
7月25日(水)
境内で一夜を明かした舞台は、朝がた幌を上げ、静かに並んでいます。
舞台はそのまま午後3時過ぎの出発を待ちます。
am.11:00 拝殿にて例大祭斎行。
pm.14:00 神輿発御の儀。拝殿前で修祓神事を行い、人の肩に担がれた元禄神輿と車載の神輿、二基の神輿が氏子町内巡幸に出発します。
堵列する舞台に見送られるように出発する神輿の出発風景は、深志神社でしか見られない見事な光景です。
pm.3:00 神楽殿にて「松本の祭囃子伝承スクール」子供たちによるお囃子の発表会。今年のスクール参加者は37名。6月から一か月間練習してきました。3時からですので、ぜひ彼らの演奏を見に来てください。
終了後、(3時半頃)境内の舞台が一台ずつ進み、神前でお祓いを受けてから各町内に散って行きます。舞台はそれぞれ町内を曳き回され、概ね5時を目安に各舞台庫に納まります。夕立の多い時刻で、この時間が晴れていてくれればよいのですが…。
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以下昨年の7月24日、町内に置かれた舞台の写真を貼っておきます。
(昨年の朝は本町1,2,3,4丁目まで、申し合わせたように4台の舞台が置かれていました)